素人向けに書くべきか,玄人向けに書くべきか

最終更新日: 公開日: 2021年10月

ホームページは素人(初心者)向けに書くべきだと「心に触れるホームページをつくる」でも書いている.

しかし,全部初心者向けに書こうということではない.

そもそも初心者向けかどうかというのはそのページのテーマが初心者向けのテーマなのか,中・上級者向けのテーマなのか,ということによる.

初心者向けか上級者向けかは自動的に決まる

このことは実は当たり前なのだが気づいていない人は多いのではないだろうか?

そのキーワードで検索する人は何者か?

テーマ自体の単語(文字列)で初心者向けか上級者向けかが自動的に決まってくることが多い.

例えば,そのページのテーマとして次の二つの言葉を考える.

ホームページ改良

となるとこれは自動的に初心者向けとなる.

アクセスログ解析

であれば,これは自動的に中・上級者向けになる.

検索する人たちの一部の集団は上級者

ホームページを改良しようと思った人がアクセスログ解析を 100% 知っているかというとそうではないだろう.

逆にアクセスログ解析という言葉を知っている人はホームページ改良という言葉は 100% 知っているだろう.

つまり,「アクセスログ解析」で検索する人は「ホームページ改良」で検索する人より上級者と言える.

初心者向けに書くべきか,上級者向けに書くべきか

ホームページは基本的には初心者向けに書くべきである.

ただし,初心者向けの内容ばかりでよいかというとそうとも言い切れない.

ネットで調べ物をする人が初心者ばかりとは限らないからだ.

ある程度勉強した人が次の段階に進むときには少し複雑な疑問を持っている.
その場合は専門用語に接している可能性も高い.

そうなると専門用語を使った説明でも理解してもらえることになる.
難しいことを説明するのに平易な言葉ばかりで書くと冗長になり,かえって理解しづらい文章になることもある.
そういう場合は多少は専門用語を使うことも許される.
(ただし,サイトのどこかで専門用語の説明ページはあったほうがよいが.)

やりたいことを検索する人

「〇〇をどうしたい」「〇〇が出来ない」と検索する人はだいたい初心者と考えられる.

その場合,検索してアクセスしたページは初心者向けに分かりやすく書いていないと別のページに行ってしまう.
だから出来るだけ分かりやすく親切に書く.
専門用語はなるべく使わないように書き,使う場合は説明を添える.

この場合のターゲットは初心者となるのでもちろんテーマも平易な言葉でページを作る必要がある.

分からない言葉を検索する人

「〇〇〇〇〇〇 寿命」(〇〇〇〇〇〇は商品の一般的な呼称)のような検索をしてくる人は購入前提で調べ物をしている可能性が高い.
今,使っているものが壊れた,あるいは他と比較していてコストパフォーマンスを計算しているので「どれくらいもつのだろうか?」と考えている可能性が高いからだ.

この場合,〇〇〇〇〇〇のことは知っていて,それをさらに深く知ろうとしている.

「〇〇〇〇〇〇 仕組み」
このような場合は初心者に少し毛が生えた中級者になりかけぐらいの人だろう.

この辺りの人たちをターゲットにするべきである.
購入を考えている可能性は十分にある.

さらに専門的なことを知りたい人

「AZU-890 仕様」「〇〇〇〇〇〇 △△△△△ エラー 20」
などの型番で検索してくる人やエラー番号で検索する人はいろいろ分かっている可能性が高い.
つまり上級者の可能性がある.

これらの人にもしっかりこたえられるコンテンツがないとそのような困っている人たちを逃してしまう.

結局,素人向けなのか玄人向けなのか

初級者,中級者,上級者すべてに対してコンテンツを作るのが正解である.

通常の商品・サービスでページの木構造を作ったら,それぞれの商品の説明ページはどの層に向けたテーマを持つのかをじっくり考える.
その後,テーマに応じたレベルの内容でページを書けばよい.

そのように作ったのはいいが,初心者向けのページが少ないことに気づいたら,それはページ構成の作り方が間違っている可能性があるので検討し直しをお勧めする.

 

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