ホスト名の名前解決の仕組み

最終更新日: 公開日: 2020年08月

ネットワークの仕組みに関して,ホームページを見る際にどのようにそのウェブサーバーを探しているのかをまとめておく.
ドメインを自分で管理する際には,ドメインを登録して,DNS(ドメインネームシステム) を設定して,whois 情報を書き換えることが必要になる.

ホームページがみられるようになるまで

例として,
"https://www.rectus.co.jp/"
のページを見るために裏でどのような動きがなされているかを追っていこうと思う.

ブラウザはURLを分解

  • https から SSL で接続しにいく.
  • www.rectus.co.jp (ホスト名) のホストが実際にどこにあるか(IPアドレス)を DNS に聞きに行く.

SSL は名前解決と無関係なので省略.

ホスト名の解決

www.rectus.co.jp
は名前で住所を表した仕組みになっている.
逆から見ると分かる.

jp の中の co の中の rectus の中の www だと言っているわけ.

では,どのように探しに行くか.

  1. 自分のパソコンの DNS(通常はプロバイダのDNSが設定してある) に www.rectus.co.jp はどこかを尋ねる.キャッシュに残っていれば,このサーバーが回答して完了する.
  2. 分からない場合は最初に聞いた DNS が jp を管理しているサーバー(ルートサーバー)に jp を管理しているサーバーを聞きに行く.
  3. その DNS は jp を管理しているサーバーに co.jp を管理している DNS がどこなのかを教えてもらう.
  4. その DNS は co.jp を管理しているサーバーに rectus.co.jp の DNS がどこなのかを教えてもらう.
  5. rectus.co.jp を管理している DNS が分かったので,そこに www.rectus.co.jp はどこにあるのかを教えてもらう.
  6. その DNS は教えてもらった www.rectus.co.jp の IPアドレス を自分のパソコンに返す.

ざっと上記のような手順で www.rectus.co.jp がどこの IPアドレス なのかを知ることになる.

JPNIC に図を含めた分かりやすい解説があるので参考にするとよい.
ドメイン名の仕組み

ここで疑問に思うのは rectus.co.jp がどこの DNS なのかをなぜ co.jp の管理サーバーは知っているかということだ.

どこかのレジストラで rectus.co.jp を管理してもらっているわけだが,レジストラは SRS(Shared Registry System 共有登録システム)というシステムにより,レジストリデータベースにドメイン情報を書き込んでいて,そこに書き込まれることにより,そのレジストリが管理している DNS の情報が書き替えられる.

※参考ページ)
https://dnsops.jp/event/20120901/20120901-domainname-and-DNS.pdf

rectus.co.jp の場合は co.jp となり,属性型jpドメインと呼ばれ,レジストリは JPRS となっているので,JPRS の co.jp を管理している DNS サーバーに rectus.co.jp はどこの DNS サーバーに聞きに行けばよいかの情報が書き込まれている.

whois co.jp
を実行すると

(実際の結果から情報を大幅に削除して必要なとこだけ抜き出したもの)

となり,これは whois jp で問い合わせした時と同様のサーバーで JPRS が管理していることが分かる.

上記の流れで名前解決が行われている.

実際にコマンドを打ち込んで動作を理解できるページがありました.
インターネットを支えるDNS が非常に分かりやすいので見てください.

 

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